元(もと)の親・元の教え
- 10月は立教(天理教の始まった)元一日を記念して秋季大祭がつとめられます。
- お道の元一日に思いをいたすと同時に、お互いの家、また自分自身の信仰の元一日をふりかえって、現在の結構な姿を新めて神様にお礼申し上げたいですね。
- 親神様(をや)の思いは陽気ぐらしを楽しみにこの世人間をお創り下さったと聞かせて頂きます。
月日にわにんけんはじめかけたのわ よふきゆさんがみたいゆへから (
おふでさき 14号-25)
- 人間は何のためにこの世に生まれ、どんな生き方をすれば陽気ぐらしできるのか、その根本をこのお道では、はっきりと教えて頂けるのです。
- 元の神様は教祖(おやさま)を通して陽気ぐらし実現のためおつとめを教えて下さいました。また、たすけ一条のためにおさづけの理をそれぞれ用木にお渡し下されているのです。
- 親神様は世界中の人間を余さず救け上げたいと願っています。人間の親ですから、世界中の人間は皆かわいい我が子です。
このよふを初た神の事ならば せかい一れつみなわがこなり (
おふでさき 4号-62)
せかいぢう神のたあにハみなわがこ 一れつハみなをやとをもゑよ (
おふでさき 4号-79
せかいぢういちれつわみなきよたいや たにんとゆうわさらにないぞや (
おふでさき 13号-43)
- しかし現実の世界は夫婦、親子のいざこざから国と国の争いまで、なかなか親神様の望まれる陽気ぐらし世界とは、ほど遠い姿であります。
よろつよのせかい一れつみはらせど むねのハかりたものハないから (
おふでさき 1号-1)
そのはづやといてきかした事ハない なにもしらんがむりでないそや (
おふでさき 1号-2
せかいにハこのしんぢつをしらんから みなどこまでもいつむはかりで (
おふでさき 14号-26)
- 未だ元の親を知らず、親の心のわからない兄弟にこの思いを伝えていくことが、まさに匂いがけ・おたすけなのです。
ある人が教祖におたづねいたしました。
「人間は、なぜ生まれて来たものでございましょうか。」と。
教祖、おおせには「人間は、はたらきに生まれてきたのやで。」と。
(高野友治 著 「教祖おおせには」より)
又、ある時のお話に「働くというのは、はたはたの者を楽にするから、はたらく(註、側楽、ハタラク)と言うのや。」とお聞かせ下された。
- 教祖のおっしゃる、働くということは単なる労働ではありません。戦後日本人は貧しさの中から、とにかく経済的な富と、国や個人の物質的な豊かさのみを求めてきたように思います。いま、あらゆるところに、そのしわよせが現れてきています。
- 今一度、信仰の元一日にかえって、感謝・慎み・救け合いの心をお互いが持ち直して、成程の人として、土地所にその心をうつしていかねばなりません。
- 昔から「足るを知る者は富あり。」とか「満足こそ賢者の石」とも言われております。混迷を深める現代社会、人々は今、手探りで闇夜を進むかのごとく生きています。
暗闇は声をたよりについてこい、夜が明けたなら成程という日があるほどに。
- その声は親の声であります。まちがいのない道であります。私達は天理王命、教祖、おぢばの理を頂いて進められる、この「お道」という守り札を持ってこそ、明るく確かに親の思いである陽気ぐらしへと進んでいけるのです。
このみちハどふゆう事にをもうかな このよをさめるしんぢつのみち (
おふでさき 6号-4)