

「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」これはアメリカの実践心理学者ウィリアム・ジェームスが提唱している有名な説です。日常生活において、絶対許せないと思うことがあります。しかし、それを許さずにいると、心に悶々とした思いがたまっていきます。
金婚式を迎えた婦人が「これまで夫婦仲良くやってこれたコツは“許し、そして忘れること”」といっておりました。許し、そして忘れることで笑顔が戻ってくるのです。『陽気ぐらし』は他の人々と共に喜び、共に楽しむところに現れる。
皆皆心勇めば、どんな理も見え、どんな花もさく…と教典にも書かれてあります。
皆んな勇ましてこそ、真の陽気という。めんへ楽しんで、後々の者苦しますようでは、ほんとの陽気とは言えん。
(明治30年12月12日 おさしづ)
「泣くときは一人だが、笑えば世界も一緒に笑う」という言葉もあるように“笑い”は人生を幸福にし、健康にも良い影響を及ぼし、“笑い”が病気の治療に役立つという実験がまじめに行われているのです。
ある実験では、糖尿病患者に漫才を聞かせ、大笑いした後に血糖値を測ってみると大きく下がっていたのです。それもたくさん笑った人ほど数値が下がることが分かりました。またガン患者に落語を聞かせた後に免疫力を測定したら、向上していたという臨床報告もあるそうです。“笑い”によってアトピー性皮膚炎やリウマチ、C型肝炎が治ったという報告も出ています。
薬には副作用があるけれども“笑い”には副作用はありません。私たちは「病のもとは心から」と教えて頂き、この身体は神様からの“かりもの”“心一つが我がの理”であるとお聞かせ頂きます。心のあり方によって良い遺伝子をオンに切り替えられるのです。そのために笑い、感動し喜ぶこと、お道の言葉で言えば陽気に勇んで生きることが大切なのです。
“笑い”は神様から人間に与えられた最高のプレゼントです。外でどんな辛い悲しい出来事があっても、赤ちゃんの笑顔はそれを癒してくれます。また認知症の方は昔の記憶を失っても、楽しいとか悲しいとかいう感情は残っていくということです。ですから、認知症の方には、楽しいこと、心地いいことだけをして笑ってもらおうと思って続けていくと見事に症状が良くなっていくのです。まさに「笑う門には福来たる」ですね。