

中学校の卒業がせまると共に高校進学の時期を迎えました。私は公立高校に行くと心に決めて準備をしていたのですが、どこから聞いてきたのか、父親から「天理高校のK部を受験してみないか?」という話がもち上がりました。しかし、ご承知の通り、当時の私は天理教が大嫌いだった上に、友達と離ればなれになってしまう、という思いが強く、悩みに悩みました。でも、まだまだ子供です。結局は「何時も厳しい両親から離れることが出来る」という安易な考えから天高K部を受験したのです。結果は、幸か不幸か合格。これも神様のお導きでしょうか。私自身考えてもいなかった「おぢば」での生活が始まったのです。
ところが、天理教嫌いの私は、布教所の息子であったにも拘わらず「おつとめ」がロクに出来ませんでした。当然、宗教の授業など「適当」以外の言葉では表現できないような状態です。そんな高校生活を送っていた私でも一つの「誇り」をもっていました。それは「働きながら学ぶ」という事です。この生活はとても充実していて、今思えば何ものにも変えられない貴重な体験だったと思います。
そんな「おぢば」での高校生活も4年目の冬を迎え、進路を決めなくてはならない時期が来ました。私自身、特別何かをしたい訳でもなかったのですが、公務員を受験。ところが、その1次試験の競争率は、なんと8倍!今思えば恐ろしいことです(笑)。しかし、当時の私は…というと、たまたま公務員を受験する人が居たので一緒に受験しただけなのです。ところが、これも御守護なのでしょうか。そんな厳しい状況の中、見事合格したのです。
その後の、2次、3次の試験をクリアしていくうちに、私の心の中には「たまたま公務員を受験する人が居たので一緒に」という気持ちから、「公務員で頑張って行こう」という気持ちへ変化していきました。そして、確信はありませんが、この頃からだったのかもしれません、神様の存在を考えるようになっていくのは…。