天理教愛昭分教会
Heart & Heart

Heart & Heart
-Vol.029-
R171/04/20

TOPICS

愛昭創立80周年記念祭を迎えて

このたびの創立80周年記念祭を勤めるにあたり、2006(平成18)年の9月に準備委員会が設けられました。以来、毎月の委員会での会議を通じて準備が進められてきましたが、いつもこうした旬の行事が行なわれる度に感ずることがあります。それは愛昭に繋がる部内の教会長をはじめとし、ようぼくの方々が真実の心でご用を勤められる姿勢のすばらしさです。今回の行事も同様で、それぞれがこの80周年をわが事として、それぞれの立場でご用を勤めて下さいました。これは愛昭の親会長ご夫妻の信仰姿勢が、80年を経た今も、親会長ご夫妻に教えを受けた歴代会長様や諸先生方のおかげによって受け継がれてきたからだと思います。親会長様ご夫妻の信仰姿勢には、「こころざし志」ともいうべきものがあったと思います。

田坂広志(シンクタンク・ソフィアバンク代表)さんは、

野心とは、己一代で何かを成し遂げようとする願望で、志とは、己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託す祈り

と言っています。

吉田松陰の松下村塾からは明治維新の原動力となった人々、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、木戸孝允、入江九一、品川弥二郎などが数多く輩出されています。松下村塾の標語は「立志」でした。そして松陰は、「志を立てて、以って万事の源となす」と言っています。つまりまず志を立てることからすべては始まるというのです。

昨年11月の天理時報にも大きく載っていましたが、聖路加国際病院理事長を務める、96歳の現役医師である日野原重明先生の言われた言葉がとても心に残りました。それは、

天空に円を描き、その一片の弧とならん

という言葉です。先生はいま新しい医科大学の構想を持っているそうです。「天空に・・・」の言葉は、先生のお父さんから、英国の宗教詩人のある詩の一節と、その意味を中学生の時に教えてもらったものだそうです。先生曰く、天空に円を描くとは、先生が大きなビジョン(未来像)を提供すること。円が大きければ大きいほど年月がかかる。だから自分の生存中にできないことはわかっていても、そのうちの小さな弧を自分の代で描けばいい。人から人へとその仕事を受け継いで、後に続く人が完成させてくれることに期待するというものです。すばらしい志を持った人だと感銘を受けました。

今、時代は益々混迷を深めているように思います。本当の意味での宗教心が必要とされる今日、私達愛昭に繋がるようぼくは、この創立80周年記念祭を機として今一度親会長ご夫妻の信仰姿勢を想いおこし、おやさまの万人たすけの親心という、大きな志を受け継いで通らせて頂きたいものと思います。

志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも必ず道は開けるのである (松下幸之助)
→ 実行委員長 田村道弘
▲TOP